そこそこホンネログ

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72時間ホンネテレビ 三谷幸喜篇

72時間ホンネテレビが終わって感想を何度も書こうとして時間が取れず時ばかり過ぎていく毎日。そうこうしている内に7.2時間の特別番組が発表されました。

 

 

 

本人から放送の告知を聞ける喜びたるや。

 

 

間違ってたけどw

 

 

av.watch.impress.co.jp

 

 

というわけで、今週の日曜日(2017/11/19)に7.2時間の特別番組で未公開も含んだ72時間ホンネテレビの特別番組が放送されるようです!

72時間ホンネテレビは全ての内容ががっちり詰まっているというわけではなく、ゆるーくやっていた部分も大いにあります。とはいえ7.2時間に凝縮するとカットされる部分も多いでしょう。

 

個人的にカットしてほしくないな、というかこれはカットせずに放送されることに意味があると思ったのが11/3に三谷幸喜が出ていたドラマ作成パートです。

 

www.asahi.com

 

72時間ホンネテレビはテレビ*1的な部分が大半でしたがSNSを活用するというテーマを軸に「ネットでやっている事」「テレビでやっている事」「テレビで出来なくなった事」「テレビでやっていない事」で構成されていました。

この三谷幸喜のパートは「テレビでやっていない事」にあたります。

三谷幸喜のパートでやっていたことは2時間で脚本もないところから5分のドラマを作るという事です。

 

 

 

前にテレビ60周年を記念してNHKと日テレが共同制作した番組が放映されたときに、「24時間でドラマを作る」という企画がありました*2

その時は時折入る状況報告のみで、ドラマの制作風景が分からない状況でした。

が、今回ホンネテレビで行ったことは何もないところから一から作り上げていく光景を2時間がっつり何の編集もされないまま放映されました。途中CMなども入りましたが、稽古風景や台詞等がその場で作られていきます。

 

その時間は稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾堀越学園の教室で待っていた三谷幸喜と会うところから始まります。

 

香取慎吾が何故三谷幸喜に連絡先を渡さないで阪本順治監督には渡しているのか等雑談を交えつつ三谷幸喜はこのコーナーで動画を撮るのは知っているが脚本すら用意していないことを3人に分からせていきます。

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3人は本当に何も用意していないことが分かり、SNS*3を更新したり、雑談をしながら三谷幸喜に考える時間を作ります。

 

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この辺を見ていて視聴者の私は本当にこれどうなるんだろとどきどきしながら見ていましたが、30分ほど経ったのち三谷幸喜は動き出します。

 

どういう動画を撮るのか、撮影は草彅剛のスマホで撮る。編集する時間はない。自分は撮影はうまくないからカメラは固定にする。そうなるとシチュエーションはドッキリか監視カメラである。5分の動画にする。YouTubeにアップするので言葉が通じない海外の人にも分かるような動画にしたい。

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内容は「草彅剛が香取慎吾のバースデイを祝うためのドッキリを仕掛ける。」

三谷幸喜は黒板に線を引いていきます。

 

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 線は5分のタイムラインです。縦の線は一分置きに刻まれています。

ここで三谷幸喜の怒涛の3人のドラマ内での行動の説明がはじまります。草彅君が○○して、その後出て行って香取君が○○で~。途中訂正などが入る説明を視聴者の私は理解できいませんでしたが、3人は時折うなずき理解しているようでした。

 

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最後に三谷幸喜はまとめます。

 

「草彅剛がサプライズで香取慎吾のバースデーを祝おうと香取慎吾稲垣吾郎はそのサプライズに気付くがそのサプライズを成功させる為にわざと気づかないふりをする。草彅剛はそれに気づかずサプライズをして、香取慎吾は驚いてあげる。お互いがお互いを思って行動するすれ違いのドラマである」

 

この説明を経てようやくドラマの趣旨は分かりましたが、視聴者の私はまだどういう画になるのかさっぱり分かりません。

説明を受けた3人は改めて内容や動きの確認をしながら、机や椅子を動かしていき、サプライズの現場である3人の楽屋を作っていきます。

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4つの机が集められたテーブルと部屋の隅の観葉植物に仕掛けられたカメラ(スマホ)が主な舞台です。

 

まずは流れの確認です。当然ながら台詞は全てアドリブです。

草彅剛が部屋の隅に仕掛けられたカメラ(スマホ)に向かって香取慎吾のバースデーサプライズ(大きなクラッカーを鳴らす)を仕掛けるという説明をします。

 

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用具入れに隠れ二人を待ちますが、しびれを切らし用具入れから出てきて二人がいつ来るのか確認する為に教室を出ます。

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香取と稲垣が帰ってきて、部屋の隠れて設置されているカメラに気付きます。

そして隠れている場所は用具入れだと検討を付けて、用具入れを開けますが、中に草彅はいません。

 

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二人は草彅が外していることに気づき、サプライズに引っかかってあげようと出ていきます。

 

 

草彅が戻ってきて、もうすぐ二人が来ます!さっき見かけたから!とカメラに宣言し、再度用具入れに隠れます。サプライズの道具である大きなクラッカーを机に置き忘れて。

 

 

 

さて、こういう風にドラマは進んでいきますが、台詞や演出や演技指導が追加されドラマのがよりブラッシュアップされていきます。

面白いと思った変更は色々とありました。

 

草彅がクラッカーを置き忘れたクラッカーを取り戻すため、二人に近づいていきます。

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このシーン、最初床を通って行ったのですが、三谷幸喜の指摘で机の上を通るようにな

りました。

 

結果がこれです。

 

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これが本当面白くて、がたがたと音を鳴らす草彅とそれに気づかないふりをする香取。

このドラマのメインシーンです。

 

この他にもこういう趣旨を言ってほしいと三谷が指示し台詞を考えつつ台詞をブラッシュアップしていく稲垣や(一回目と二回目で台詞が違う)三谷の演出を汲み取り草彅に説明する香取。草彅のダイナミックな動き。テンポアップを要求されて全体的に演技がちゃんと早くなる3人。本番一回といいつつ何度もやり直しを要求する三谷。そういうものが全部まるっと見れて大変興味深い時間でした。

 

 

出来上がった動画はユーチューバー草彅のチャンネルから見ることが出来ます。

www.youtube.com

 

ドラマ制作風景のダイジェスト動画もあります。

 

 

www.youtube.com

ダイジェストはわずか5分33秒。恐らく7.2時間の特別番組でも全て見れるというわけではないでしょう。

しかしながら、この2時間、編集されてしまうのはあまりに勿体ない!

ぜひノーカットでどこかで配信か再放送か、円盤でもいいのでみたいです!!

 

amebaTV様、サイバーエージェント様、藤田晋様!!!!

どうかよろしくお願いしますm(_ _)m

 

 

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*1:ここでは地上波のテレビという意味です

*2:

www.nhk.or.jp

*3:ホンネテレビはSNSでバズることを目的としてやっているので放送中に3人がSNSを更新します。その様子も全く隠しません